賢威8の固定ページに記事一覧目的でサイトマップを設置する

今回は、賢威8やその他のWordpressテーマに、固定ページでサイトマップ一覧を設置する方法をお伝えします。

サイトが成長して記事が増えてくると、TOPページやカテゴリページからリンクをたどれない記事がでてきます。
他のページからのリンクがないページは、記事として存在していないのと同じです。

解決方法の一つとして、記事一覧の機能を持ったサイトマップページを作成します。
TOPページ上にサイトマップへのリンクを掲載することで、全ての記事まで2クリックで到達できるようになり、Googleが推奨する良いサイトの条件に合致します。

なお、サイトマップには記事一覧のほかに、検索クローラー向けのXMLサイトマップがあり、こちらもSEO的にとても重要です。
下の記事も参考にしてください。
賢威8にGoogle Search Console向けXMLサイトマップを適用する

おススメのサイトマッププラグイン

この記事の出だしの文は少し大げさに書いてます。
記事へのリンクをただ単にリストしたページが、本当にSEOとして意味があるのかどうかわかりません。

ですが、読者をサイトマップに誘導できさえすれば、興味がある記事をピックアップして読んでもらえる可能性が増え、回遊率がアップします。

多いに期待して、サイトマップを設置しましょう!

今回紹介するのはは、お手軽にサイトマップを設置できると多くの情報サイトで評判のPS Auto Sitemapです。

PS Auto Sitemapとは

PS Auto Sitemapは、これまで説明してきたとおり、サイト上の任意のページに、サイトマップ(記事一覧)を表示するWordPressプラグインです。

PS Auto Sitemap

次のような、タイトルとリンクのページを作成します。

PS Auto Sitemap 表示例

最終更新が4年前

PS Auto Sitemapをおススメする上で、一つ大きな問題があります。

それは、プラグインページに表示されるこちらのメッセージ。

PS Auto Sitemap 警告

Google翻訳:「このプラグインは、WordPressの最新の3つのメジャーリリースではテストされていません。 WordPressの最新バージョンで使用すると、メンテナンスやサポートが終了し、互換性の問題が発生する場合があります。」

実はPS Auto Sitemapは、4年以上更新されていません
その間おこなわれたWordPressのバージョンアップに対して、動作するかどうかのテストがなされていないのです。

こんな状態のプラグインをおススメするのは、常識的に考えてありえません。

そこであえておススメするのは…

●余計なことをしていなくて、シンプルなコード

- 必要最低限な処理のみなので、軽い

●ソースコードを見た感じ、問題なさそう

- データベースを直接操作しているなど、危なっかしいところがありますが、とりあえず大丈夫そう

という2点から。

私が作っても、同じような仕様になりそうなので、

「もうこれでいいじゃん。動くんだから」

という開き直りですね!

こんな感じなので、心配な人は、使用しないことをおススメします。

PS Auto Sitemapをインストール

では、このサイト(https://affi-sapo.com/)にPS Auto Sitemapをインストールしてみます。

プラグイン > 新規追加

WordPress プラグイン 新規追加

キーワードに「PS Auto Sitemap」と入力

WordPress プラグイン 検索

「今すぐインストール」をクリック

PS Auto Sitemap インストール

少し待つ…



「有効化」をクリック

PS Auto Sitemap 有効化

インストール完了!

サイトマップを表示する固定ページを作成

固定ページ > 新規追加

Wordpress 固定ページ 新規追加

旧エディタ(Classic Editor)の場合

PS Auto Sitemap 固定ページ 旧エディタ

タイトル:「サイトマップ」など

パーマリンク:「sitemap」など、わかりやすいものに変更(変更しなくてもOK)

コンテンツ:

タブを「テキスト」(コードエディタ)に切り替える。

Wordpress エディタ 切り替え

次のコードを貼り付ける

  • <!-- SITEMAP CONTENT REPLACE POINT -->
AFFS Simple Code Viewer
Copy

「公開」する

新エディタ(Gutenberg)の場合

タイトルを入力

Wordpress エディタ Gutenberg

カスタムHTMLに切り替え

Wordpress エディタ カスタムHTML

次のコードを貼り付ける

  • <!-- SITEMAP CONTENT REPLACE POINT -->
AFFS Simple Code Viewer
Copy

Wordpress エディタ カスタムHTML

下書きとして保存

任意でパーマリンクを変更

Wordpress Gutenberg パーマリンク変更

「公開」する

固定ページのIDを確認

固定ページの一覧を表示

Wordpress 固定ページ一覧

サイトマップを表示するページの「編集」にマウスカーソルを合わせる

Wordpress 投稿ID確認

「post=」の後の数字が固定ページの投稿ID。
メモをしておく

Wordpress 投稿ID確認(拡大表示)

PS Auto Sitemapの設定

設定から、PS Auto Sitemapの設定画面を表示

PS Auto Sitemapの設定

出力

PS Auto Sitemap 投稿タイプを指定

ホームページの出力:TOPページを表示するかどうか
投稿リストの出力:投稿記事ページを表示するかどうか
固定ページリストの出力:固定ページを表示するかどうか

サイトマップを表示する記事

PS Auto Sitemap 固定ページのIDを指定

サイトマップを表示する固定ページのIDを指定する。

メモをした数字を入力。

出力階層制限

PS Auto Sitemap 出力階層制限

複数階層のとき、どの階層まで表示するか選択。

制限なしにしておき、実際にサイトマップを表示してみてから、決定するといい。

先に出力するリスト

PS Auto Sitemap 先に出力するリスト

投稿ページと固定ページのどちらを先に、サイトマップ上に表示するか指定する。

投稿ページから先に出力するサイトが多いはず…

このサイトは投稿ページをフッターでリストアップしているので、サイトマップに出力していません。

カテゴリーと投稿の表示

PS Auto Sitemap カテゴリーと投稿の表示

同一マップ内:全ての記事一覧を一つのページで表示します。
投稿を分割:カテゴリごとにサイトマップページが作成されます。

サイトマップは記事タイトルを流し見してもらって、興味を引くのが目的だと思っているので、私は同一マップ内を選択しています。

除外カテゴリ

PS Auto Sitemap 除外カテゴリ

サイトマップに出力しないカテゴリをIDで指定します。

カテゴリページで、編集にカーソルを合わせて表示されたリンクの「tag_ID」が、カテゴリIDです。

WoordPress カテゴリID確認

除外記事

PS Auto Sitemap 除外記事

サイトマップに出力しない記事をIDで指定します。

固定ページのIDを調べたときと同じ方法でIDを調べてください。

スタイルの変更

PS Auto Sitemap スタイルの変更

サイトマップの見た目を指定します。
実際に表示して、決定してください。

ただし、一部のスタイルが見にくいのが欠点です。
一見可愛らしいのですが、見る気をなくします。

デザインではなく、見やすさで選んでください。

キャッシュの使用

PS Auto Sitemap キャッシュの使用

キャッシュを使用しない場合、サイトマップページを表示するたびに、記事データを集めて、HTMLを作成します。
有効にすると、作成したHTMLを保存しておき、次回以降は保存したデータを表示します。

サイトマップ作製は非常に重い処理ですが、キャッシュを有効にすることでサーバーの負担を大きく軽減できます。

この機能は、必ず有効にしておいてください。

賢威8のメニューにサイトマップへのリンク設置

外観 > カスタマイズ

Wordpress カスタマイズ

「メニュー」を選択

Wordpress カスタマイズ メニュー

「メニューを新規作成」

Wordpress カスタマイズ メニューを新規作成

メニュー名を入力し、設置する位置を選択

グローバルナビゲーション:ページ上部(ヘッダー)
フッターナビゲーション:フッター内

「次へ」

Wordpress カスタマイズ メニュー名・設置する位置

「+項目を追加」

Wordpress カスタマイズ +項目を追加

作成したサイトマップを追加

Wordpress カスタマイズ 固定ページを追加

公開を押して完成