
最近気が付いたのですが、このサイトのフッターにあるコピーライトの年表示がサイト作成時の2019年のままでした。
このままだと、サイトが2019年から更新されていないような印象を与えてしまいます。
そこで、賢威8のコピーライト表示を訂正する一番簡単な方法を探ってみます。
正しいコピーライト表記とは
コピーライトの書き方のルールは、次のようになっています。
- ©を書く
- 最初に発行した年を書く
- 更新した年は任意
- 著作権者を書く
つまり、賢威8が賢威8をインストールした年をコピーライトの年に使用していても、ルール上は何の問題もないということです。
しかし、一般の購読者がこのルールを熟知しているわけではありません。
そのため発行年のみだと、「このサイトは何年も更新していない」という印象を与えてしまいます。
つまり内容が古いと思われて、その瞬間にサイトから離脱されてしまうのです。
これは、絶対に避けたい大きな問題ですね。
そこでここでは、発行年-更新年(今年)という形式でコピーライトを表示します。
さらに、更新年は年を越すごとに自動更新するように修正します。
一番簡単な修正方法
賢威8のテーマファイルを調べてみたところ、今回は子テーマを修正するのが一番簡単のようです。
賢威8の子テーマを使用していない人は、次の公式マニュアルを参考にして子テーマを導入してください。
賢威8マニュアル 賢威の子テーマを設定しましょう(ライダーストアへのログインが必要です)
読んでもわからないという人は、わからない点をご連絡ください。
詳しい記事を書きます!
子テーマのfunction.phpを開く
次の手順で、子テーマのfunction.phpを開きます。
- メニュー外観から、テーマエディターを選択
- リストから賢威8.0(子テーマ)を選択
- 選択ボタンを押す
- テーマのための関数(function.php)をクリック
コードをコピペ
次のコードをコピーして、function.phpに貼り付けます。
function get_installed_year() { global $wpdb; $year_string = ""; $result = $wpdb->get_var( "select post_date from {$wpdb->posts} ORDER BY ID ASC LIMIT 1" ); if ( isset( $result ) ) { $year_string = date( 'Y', strtotime( $result ) ); } // ここまで親テーマのget_installed_year()を流用 $now_year = date('Y'); return $year_string === $now_year ? $year_string : $year_string . '-' . date('Y'); }
貼り付けたら、ファイルを更新ボタンを押します。
Webページを表示すると、開始年-今年 という形式でコピーライトの年が表示されます。
ただし、開始年と今年が同じときは、開始年のみ表示されます。
解説
賢威8のfooter.phpファイルを見ると、コピーライト部分が次のようになっています。
<div class="keni-copyright_wrap"> <div class="keni-copyright"> <small>© <?php echo get_installed_year() . ' ' . get_bloginfo( 'name' ); ?></small> </div><!--keni-copyright_wrap--> </div><!--keni-copyright_wrap-->
中央付近のget_installed_year()が、年を取得する関数になっていて、これは賢威8独自の関数です。
Webページ表示時function.php が読み込まれます。
そしてfunction.phpはkeni/keni-controler.phpを読み込んでいます。さらにそこから keni/common/keni.php を読み込んでいます。
get_installed_year()はkeni.phpにあり、get_installed_year関数が定義されていないときに、get_installed_year関数を定義しています。
そのため、この定義よりも前にget_installed_year関数を定義すれば、独自のget_installed_year関数を使用できるわけです。
都合のいいことに、WrodPressは親テーマのfunction.phpの前に、子テーマのfunction.phpを読み込みます。
そこで、子テーマのfunction.phpに上述のコードを挿入することで、希望するコピーライトの年表示が可能になります。