レンタルサーバー上のファイルを操作するには、通常FTPを使用します。
接続する方法や必要な情報は、レンタルサーバーごとの違いは、ほぼありません。
そこで僕が現在契約している、エックスサーバー・mixhost・ロリポップを例として、FTPへの接続方法をお伝えします。
FTP接続するのに必要な情報
まずはレンタルサーバーに接続するために必要なユーザー情報について、お伝えします。
必要な情報は次の4つです。
- ホスト名
- ポート
- ユーザー名
- パスワード
なお、接続用のFTPアカウントはあらかじめ用意されています。
FTPアカウントを作成するメニューがあるレンタルサーバーでも、新たに作成する必要はありません。
ホスト名
接続先のサーバー名です。
FTPホスト名と呼ばれるときもありますが、サーバー名と同じです。
xxxxx.rentalserver.comのような、サブドメインを含めたドメイン名になります。
レンタルサーバーに登録した独自ドメインでも接続可能ですが、サーバー提供元より割り当てられたサーバー名を使用します。
cPanel > 一般情報 > プライマリドメイン が、FTPホスト名です。
サーバーパネル > サーバー情報 > ホスト名 が、FTPホスト名です。
ユーザー設定 > アカウント情報 > サーバー情報 > FTPサーバー が、FTPホスト名です。
ポート番号
特に指定のない場合は、空欄で問題ありません。
空欄の場合、FTPのデフォルトポートである21に接続されます。
FTPのポートについて興味がある方は、こちらの記事を参照してみてください。
ユーザー名
FTP接続用に割り当てられた名前で、コントロールパネルに接続するIDと同じ場合もあれば、全く異なる場合もあります。
レンタルサーバーによっては、コントロールパネル内に、はっきりとFTP用のユーザ名と書かれていません。
契約時にメールで指定されることが多いので、基本的にはそちらを確認します。
cPanel > 一般情報 > 現在のユーザー が、ユーザー名です。
サーバーパネル > パスワード変更 > サーバーID が、FTPホスト名です。
ユーザー設定 > アカウント情報 > サーバー情報 > FTP・WebDAVアカウント が、FTPホスト名です。
パスワード
パスワードは契約時にメールで指定されることが多いので、基本的にはそちらを確認します。
コントロールパネルのログインパスワードと同じことが多いです。
マイページ > マイメニュー > メール履歴 > サーバーアカウント設定完了のお知らせ から、パスワードを確認できます。
サーバーパネルへのログインパスワードと同じです。
ユーザー設定 > アカウント情報 > サーバー情報 > FTP・WebDAVパスワード の表示ボタンで、パスワードを確認できます。
FTPクライアントの設定
パソコンからレンタルサーバーへのFTP接続には、FTPアプリケーション(クライアント)が必要です。
今回は「FileZilla」「WinSCP」「FFFTP」の3種類の設定についてお伝えします。
FileZilla
FTPクライアントの中で、僕のおススメはFileZillaです。
WindowsでもMacでも使用できます。
ファイル数が多くても、途中で止まることなく安定して送受信してくれます。
いざというとき、サーバーからデータをそのまま引っ張ってこれるので、安心です。
FileZillaのインストール
(1) 次のリンク先でFileZillaのインストールファイルを入手します。
(2) 公式ページが表示されたら、「Download FileZilla Client」をクリックします。
(3) 遷移先のページで、Windowsの場合はもう一度「Download FileZilla Client」をクリックします。
Macの場合は「X」をクリックし、遷移先のページで「Download FileZilla Client」をクリックします。
「FileZilla」、「FileZilla with manual」、「FileZilla Pro」の3種類表示されます。
フリー版を使用する場合は、「FileZilla」のダウンロードボタンを押してください。
(4) ダウンロード後、ダウンロードされたファイルを実行し、指示に従ってインストールをしてください。
FileZillaのFTP設定
(1) メニュー:ファイル > サイトマネージャー を選択し、「サイトマネージャー」を開きます。
(2) 「新しいサイト」ボタンを押し、新規サイトに名前をつけます。
(3) 一般タブに必要な情報を入力します
プロトコル | FTP - ファイル転送プロトコル |
---|---|
ホスト | レンタルサーバーから割り当てられたホスト名 |
ポート | レンタルサーバーから割り当てられたポート(通常は空欄) |
暗号化 | 使用可能なら明示的なFTP over TLSを使用 |
ログオンタイプ | 通常 |
ユーザー | レンタルサーバーから割り当てられたユーザー名 |
パスワード | レンタルサーバーから割り当てられたユーザー名のパスワード |
(4) 「接続」ボタンを押します。
(5) 「不明な証明書」が表示されたら、「今後は常にこの証明書を信用する」にチェックを入れ、「OK」を押します。
FFFTP
国産のFTPクライアントです。
作成者の開発はすでに終了していますが、有志によりアップデートが続けれています。
頑張ッテ(*'ー'*)b
シンプルな画面構成で使いのため、日本ではよく知られてソフトウェアです。
しかし送受信で多くのファイルを一括処理すると、失敗することが多いのが欠点です。
ガンバァ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!!
あと、Macでは使用できません。
。゚( ゚´д`゚ )゚。ウェーン
FFFTPのインストール
(1) FFFTPはGitHubからダウンロードします。
(2) 最新バージョンの、msiファイルをダウンロードして、実行します。
(3) 指示に従って操作します。
FFFTPの設定
(1) メニュー:接続 > 接続 を選択して、「ホスト一覧」を表示します。
(2) 「新規ホスト」ボタンを押して、「ホストの設定」画面を表示します。
基本タブ:
ホストの設定名 | 好きな名前を付けます |
---|---|
ホスト | レンタルサーバーから割り当てられたホスト名 |
ログオンタイプ | 通常 |
ユーザー名 | レンタルサーバーから割り当てられたユーザー名 |
パスワード | レンタルサーバーから割り当てられたユーザー名のパスワード |
拡張タブ:
PASVモードを使う | チェックを入れる |
---|---|
ポート番号 | 通常21。指定がある場合変更する |
暗号化タブ:
暗号化なしで接続を許可 | チェックをはずす |
---|---|
FTPS(Explicit)で接続 | チェックを入れる |
FTPS(Implicit)で接続 | チェックを入れる |
(3) 「OK」を押し、ホスト一覧画面の「接続」ボタンでFTP接続する。
(4) 「保護されていません」と表示されたら、「Yes」を選択する。
(5) 「現在の安吾かの状態を保存しますか?」と表示されたら、「はい」を選択する。
FFFTPでMixHostの一部のディレクトリにアクセスできない
MixHostにWordPressのテーマ(/wp-content/themes/)内のディレクトリにアクセスすると、「Certificate validation error: 800B010F.」と表示されて、操作できない現象が発生することがあります。
対処法が分かりません…
そのため今は、FileZillaを使っています。
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