mixhostは、エックスサーバーなどの比較的構成なサーバーと同じレベルのレンタルサーバーです。
しかしmixhostは一般的なレンタルサーバーと異なり、非常に多くの機能を持っています。
それが良い特徴である反面、サイトを作成するまでの手順が分かりにくいものにしています。
そこで今回は、ドメインの取得からWordPressでのサイト公開までの流れ、注意点をお伝えします。
※2022/6 mixhostの最新バージョンに合わせて内容を更新しました。
事前準備
mixhostを操作する前に、やっておくべきことをお伝えします。
ドメイン取得
まずはサイトのドメインを取得しておきます。
取得方法がわからないという方は、こちらで解説していますので、チェックしてみてください。
100円安い、おススメドメイン取得先も紹介しています。
ネームサーバーの設定
取得したドメインにネームサーバーを設定します。
ネームサーバーを設定後に有効になるまで、数分から長いときは半日以上かかるので、最初に設定しておきます。
(1) mixhostのマイページにログイン
https://accounts.mixhost.jp/clientarea.php
(2) 有効なサービスから、ドメインをクリック
(3) ネームサーバーをコピー
ネームサーバー1: ns1.mixhost.jp
ネームサーバー2: ns2.mixhost.jp
※上の図ではネームサーバー5まで表示されていますが、現在(2022/6)はネームサーバー2までです。
(4) ドメイン取得先で設定
バリュードメインの場合は、こちらを参照
Xdomainの場合は、こちらを参照
お名前.comの場合は、こちらを参照
mixhostでドメイン設定
mixhostのドメイン新規追加は、アドオンドメインでおこないます。
まずはコントロールパネルにログインします。
ログイン方法は、次の記事を読んでみてください。
ログインしたら、ドメイン > アドオンドメイン へと進んでください
アドオンドメインの作成
必要な項目を入力します。
- 新しいドメイン名:
取得したドメインを入力します。
- サブドメイン:
自動入力されます。
これは、プライマリドメイン(ユーザー名.mixh.jp)のサブドメインです。
今設定しているドメインの、サブドメインではありません。
新しく作成したサイトは、このURLでもアクセス可能になります。 - ドキュメントルート:
ドメインのデータを保存するサーバー上のディレクトリ名です。
自動入力されたままで大丈夫です。 - このアドオン ドメインに関連付ける FTP アカウントを作成します。:
通常はチェックを入れません。
外部に管理を委託するなど、このドメインのみにアクセスするFTPユーザーが必要な場合、チェックをいれます。
一人で作業を行っていてFTPを使用する場合は、アカウント作成時にメールで送付された情報でログインしてください。 - ドメインの追加:
情報を入力したら、ドメインの追加ボタンを押します。
しばらく待ち、次の画面が表示されたら成功です。
WordPressのインストール
ドメインを追加したら、WordPressのインストールを行います。
コントロールパネルの SOFTACULOUS APPS INSTALLER の WordPress をクリックします。
次の画面が表示されます。
「今すぐインストール」を押します。
インストール設定値
インストールの設定画面に遷移します。
ソフトウェアセットアップ
- Choose Installation URL(URLの指定)
1.特別な理由がない場合、https://を選択します。
この選択だけで、自動でSSL設定されます。2.WordPressをインストールしたいドメインを選択します。
3.ディレクトリは空欄にします。
- インストールしたいバージョンを選択して下さい。
最新バージョンを選ぶ
サイト設定
- サイト名
これから作成するWordPressサイトの名前を入力します。後から変更可能です。
- サイト説明
これから作成するWordPressサイトの説明を入力します。後から変更可能です。
- マルチサイトを有効にする
チェックを外します。
- Disable WordPress Cron
チェックを外します。
管理者アカウント
- Admin Username
WordPressにログインするときのユーザー名を入力します。
規定値の「admin」は必ず異なるユーザー名に変更してください。忘れるとログインできないので、メモをしておきましょう。
- Admin Password
WordPressにログインするときのパスワードを入力します。
忘れるとログインできないので、メモをしておきましょう。
- 管理者Eメール:
デフォルト(admin@ドメイン名)は、コントロールパネルでメールアカウントを作成しないと使用できません。
実際に所持しているメールアドレスを入力しましょう。
言語の選択
- 言語の選択
WordPressで使用する言語を選択します。
日本語はJapaneseです。
Select Plugin(s) - プラグインの選択
後から(WordPress上から)インストールできるので、ここで選択しなくても大丈夫です。
- Limit Login Attempts (Loginizer)
ログイン試行回数を制限するLoginizerプラグインをインストールします。
ブルートフォース攻撃からサイトを保護することができます。 - Classic Editor
新エディター(Gutenberg)を旧形式のエディタ画面に変更する、Classic Editorプラグインをインストールします。
旧画面に慣れている人は、チェックをいれておきましょう。
アドバンスドオプション
初期状態では内容が表示されていません。
タイトル(アドバンスドオプション)をクリックすると、表示されます。
- データベース名
デフォルトのままでOKです。
- テーブル・プレフィックス
デフォルトのままでOKです。
- アップデート通知を無効にする
チェックを入れると、アップデート通知が届かなくなります。
通常はチェックを外しておきます。 - Auto Upgrade WordPress Plugins
チェックを入れると、WordPressにインストールされているプラグインを自動でアップグレードします。
- Auto Upgrade WordPress Themes
チェックを入れると、WordPressにインストールされているテーマを自動でアップグレードします。
- 自動アップグレード
WordPressを自動でアップグレードするかどうか選択します。
Do not Auto Upgrade - アップグレードしません。
Upgrade to Minor versions only - 小さな(マイナー)バージョンアップ時のみ、アップグレードします。
Upgrade to any latest version available (Major as well as Minor) - いつでも最新バージョンにアップグレードします。バージョンアップによりサイトが表示されないなどの不具合が出る可能性があるので、手動でのアップグレードをおススメします。
- Backup Location
バックアップデータを保存する場所を指定します。
Defaultで問題ありません。 - 自動バックアップ
バックアップするかどうか、または頻度を指定します。
- バックアップ・ローテーション:
バックアップを保存しておく回数を指定します。
古いものから削除されます。バックアップデータはサーバー容量を圧迫するので、無制限を選択してはいけません。
テーマの選択
ここではデフォルトのままでOKです。
インストールの実行
設定が終わったら、「インストール」を押してください。
↓
インストールが始まります。
画面が切り替わるまで、何もしないで待ちます。
↓
「ソフトウェアは正常にインストールされました。」と表示されたら成功です。
管理者URLより、WordPressにログインしましょう。
なお、ネームサーバーやSSLの設定に少し時間がかかります。
そのためサーバーに接続できなかったり、セキュリティ的な警告がでることがあります。
この場合は少し時間をおいてから作業をしてください。
またIDやパスワードのメモを間違えたなどでログインできない場合は、下記の「インストールに失敗したら」の方法で、再度インストールしてください。
インストールに失敗したら
インストールの進捗画面が長時間動かなかったり、エラーが出てしまった場合は、再度インストールをします。
その前に、インストールした情報が残っていないか確認します。
WordPressインストール画面を、下方にスクロールしましょう。
ドメインが登録されていたらゴミ箱のアイコンをクリックして削除してください。
その上でWordPressを再度インストールしてください。
最後に
mixhostの自動インストールは、個人的には定期で自動バックアップしてくれる機能があるのがうれしいですね。
実際には使う場面があまりありませんが、いざという時の安心感が大きいです。
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