【mixhost】ドメインを取得できるようになっていた!やってみる。

mixhostはいつの間にかドメインを取得できるようになっていました。

「これはレポートしなければ!」

ということで、自腹でドメインを取ってみました。

mixhostのドメイン取得費用

ドメイン取得するときに、まず気になるのが費用です。
高かったら、迷わず他者を選びます。

ということで、主要ドメインの価格を比較してみました。

比較対象ドメイン取得サービス

mixhost
Value Domain
Xserver Domain

なお、調査は2022年5月31日におこなっています。
ドメインの費用はセール期間などあって頻繁に変わるので、目安と思ってください。

ドメイン 取得先 費用 (調査日:2022/5/31)
新規取得 更新先
.com mixhost 1,210円 1,760円
Value Domain 1,240円 1,510円
Xserver Domain 1円 1,298円
.net mixhost 1,650円 1,980円
Value Domain 1,430円 1,628円
Xserver Domain 1円 1,518円
.info mixhost 1,760円 1,980円
Value Domain 410円 1,628円
Xserver Domain 308円 1,628円
.xyz mixhost 220円 2,090円
Value Domain 130円 1,628円
Xserver Domain 28円 1,628円
.jp mixhost 3,630円 3,850円
Value Domain ローマ字:2,035円 日本語:1,309円 ローマ字:3,124円 日本語:1,309円
Xserver Domain ローマ字:350円 日本語:1円 ローマ字:3,102円 日本語:1,298円

調査した日が悪すぎた・・・・
セールで1円とか、比較になっていないよ・・・

とりあえず、mixhostでjpドメインは他で取得したほうがよさそうです。

食費なみに数十円にこだわるのでなければ、comやxyzならmixhostでもよさそうです。

追伸:調査の二日後くらいからValue Domainも1円になったよ…うひゃぁ。と思ったら新規ユーザー限定だった。

mixhostでドメインを取得する利点

mixhostでドメインを取得する利点は、取得したドメインをmixhostのレンタルサーバーで利用するときに時間的ロスを最小にできる点です。

ドメインは.comや.jpなど、ドメインの種類毎に一括で管理している世界共通のサーバーに情報が登録されています。
ドメイン販売会社は、そこに登録するのがお仕事です。
そのとき、ネームサーバーの名前を一緒に登録します。

ネームサーバーは、レンタルサーバーごとに持っている住所録です。
これを見て、無数にいる契約者の中からあなたのサイトを探し出します。
しかしドメイン取得直後はサイトが作成されていないので、ネームサーバーは「まだサイトが作成されていません」などを返す、仮のサイトが登録されています。

ドメインとネームサーバーの関連

ここで、Xserver Domainで取得したドメインをmixhostで使用するケースを考えてみます。

Xserver Domainでドメインを取得すると、Xserverが持っているネームサーバーが登録されます。
ドメインをmixhostで使用するには、ネームサーバーをmixhostが持っているネームサーバーに変更する必要があります。
慣れている人なら数秒で終わる作業です。

問題は、実際にネームサーバーの情報が切り替わるまでに時間がかかること。
さらに言えば、ドメインの種類や申請したタイミングなどで、時間が変動します。
そのため「反映まで数時間から数日かかります」という範囲の広い表現がされています。

つまりmixhostに変更しても、すぐには使用できないのです。

では、mixhostで取得したドメインをmixhostで使用するケースを考えてみます。
最初からmixhostのネームサーバーが登録されているので、時間のロスなく作業ができるのです。

実際にドメインを取得してみる

前置きが長くなりました。

mixhostで取得したドメインの管理についての情報が少ないので、実際に取得して確かめてみます。

アカウント作成

サーバーを契約しないでドメインだけ取得したいという人は、まずアカウントの登録をします。
※サーバーを契約している人は必要ありません。

次のリンク先から、登録してください。

ユーザー登録ページ

ユーザー登録 | mixhost

細かく書かなくても、わかると思う。たぶん

新規ドメインを取得

アカウントを作成してログインしたら、上部メニューで「新規ドメインを取得」を選択します。

ドメイン取得メニュー

空き状況の確認

「新規ドメインを取得」画面が表示されたら、検索窓に希望するドメインの名前を入力します。
.comや.netなどは含んでも含まなくても、どちらでも大丈夫です。

入力したら、検索ボタンを押します。

ドメインの空き状況がチェックされるので、しばらく待ちます。

新規ドメインを取得画面

カートに追加

ドメインの一覧が表示されて、取得できるものには「カートに追加」ボタンが表示されます。

今回はお試しなので、とりあえず一番安い .xyzを取得してみます。

目的のリスト上で「カートに追加」を押します。

カートに追加

「購入」に変りました。

購入

複数のドメインをカートに追加できます。
他のドメインも必要な時は、再度検索して追加します。

カートから削除できない

間違えてカートに追加した場合、現状では個別に削除できません。(2022/5末時点)
次の手順でカートを空にするしかないようです。

  1. 左側のアクションメニューで、「カートの内容を表示」をクリックして、ご注文内容の確認画面が表示する
  2. 「カートを空にする」をクリックする

「カートを空にする」

「購入」を押すと、「ドメイン設定」画面が表示されました。

ドメイン設定

「Whois情報公開代行」にチェックをいれます。
これにチェックを入れないと、ドメイン所有者として自分の名前や住所が公開されてしまいます。
チェックを入れると、mixhostの企業名や住所が所有者として登録されます。
自分の情報が公開されると、いろいろと面倒なのでチェックを入れておいた方がいいです。

ドメイン設定画面

ネームサーバーは、mixhostのネームサーバーが入力されています。
もし他社のサーバーでドメインを使用するなら、この時点で変更しておきましょう。

機能未実装?

「Whois情報公開代行」にチェックをいれると、緑色の「カートに追加」ボタンが「カートから削除」に変ります。
しかしこのボタンを押しても、追加や削除されません。未実装または不具合のようです。

カートから削除

「続ける」で「ご注文内容の確認」画面に移動します。

ご注文内容の確認

「ご注文内容の確認」画面では、期間を変更できます。

ここで期間を増やしても、2年目以降は更新価格が加算されるので、お得にはなりません。

今回.xyzの新規取得が220円で、更新料が2,090円です。
そのため期間が一年なら220円、それ以降は一年ごとに2,090円プラスされます。

220円×期間ならお得なんですが、そうはならないのです。

なお、将来的に更新料が増額されたとしたらお得になります。先払いなので。
確実に使い続けるなら、期間を増やしてもいいですね。

僕の場合は更新のタイミングでドメインを破棄するかどうか判断するので、期間は一年です。

確認が終わったら「お客様情報の入力 →」ボタンを押します。

お客様情報の入力

最後にドメインの登録者情報と支払い方法を入力します。

お客様情報の入力

ここで入力した情報は第三者が閲覧可能な情報として登録されます。
ただし「Whois情報公開代行」を選択している場合は、mixhostの企業名や住所等が公開されます。

利用規約の最後の方にある「サービス別規約:mixhostドメインサービス規約」の第12条(Whois情報公開代行)を読んでおきましょう

アカウントの情報と同じでいいなら、「デフォルトの連絡先」を選択します。
別のものを指定したいときは、「新しい連絡先を追加…」を選択して情報を入力します。

次に支払方法を入力して、「利用規約に同意しました」にチェックを入れます。

最後に「注文完了」ボタンを押して、終了です。

エラーでした

終了しませんでした。
エラーが表示されました。

エラー

僕の場合mixhostのレンタルサーバーを契約するときにアカウント登録したのですが、登録内容を見ると入力欄が空白で、ローマ字のところに漢字が入っていました。
どうしてこんなことになっているのか…ナゾです。

仕方がないので、今度はエラーを見ながら情報を入力していきます。
(後から気が付いたのですが、アカウント情報を変更するだけでよかったかもしれません)

もう一度「注文完了」ボタンを押して、次の画面が表示されたらドメイン取得完了です。

ドメイン取得完了

今度こそお疲れ様でした!

お名前.comの名前がある?

注文の確認画面をよく見ると「お名前.com」と書いてあります。
どうしてでしょう?

.comや.netなどの大元の情報を取りまとめて管理している企業をレジストリといいます。
このレジストリは、特定の業者のみにドメイン情報の登録・変更を許可しています。
この業者はレジストラといいます。

そして多くのドメインサービス業者が、代理店としてレジストラと契約しています。

お名前.comはレジストラで、mixhostは代理店という関係になるわけです。
お名前.comも代理店としてのお名前.comを持っています。
僕たちが目にするお名前.comは代理店の方で、mixhostとは関連がありません。

メールが大量に送られてくる心配は(たぶん)ありません

mixhostドメインでできること

無事にドメインを取得できたので、今度はmixhostのドメイン機能でできることを確認してみます。

上部のメニューで「マイドメイン」を選択します。

マイドメイン

保有しているドメインの一覧が表示されます。
右側の工具のようなボタンを押して表示されたメニューから、「ドメインを管理」を選択します。

すると管理メニューが表示されました。

管理メニューの機能

各メニューについて、確認していきます。

サービスの概要

ドメインを取得した日(登録日)や次回更新日、更新金額などを見ることができます。
他のドメインサービスはドメインの情報内で金額が明示されていないことが多いです。
更新料金を調べるのが面倒だったりします。
地味に便利です。

自動更新

ドメインの期限切れ時に自動で更新するかどうかを選択できます。
デフォルトは有効(自動更新する)です。

通常は期限切れの前に更新についてのメールが来ます。
(mixhostはお名前.comからくるようですドメインの更新・解約について

自動更新を無効にしておいても、気が付かないうちにドメインが失効していたということはありません。
更新するかどうか不明な場合は無効にしておきましょう。

更新を忘れるよりも、使っていないドメインが更新されてしまうケースの方が多いです。

ネームサーバーの変更

他社のサーバーでドメインを使用したいときに、ネームサーバーを変更します。
基本的な機能ですね。

レジストラロック

他者が不正にドメインを移管(mixhostではない業者に移動)できないようにロックします。
デフォルトは有効(ロックされている)になっています。

関連する記事を以前書いていたので、参考にしてみてください。

アドオン

Whois情報公開代行機能の有効化・無効化をおこないます。

「無効」というボタンは、「現在無効になっている」という意味ではありません。
「無効にする」という意味です。

Whois情報公開代行機能 無効化

少しわかり難いですね。

ドメインの連絡先

ドメインの所有者情報を更新します。
メールを変更したら、こちらも変更しておいた方がいいかもしれません。

ネームサーバー名としてホストを設定

ドメインをネームサーバーとして使用するときに、使用する機能です。
マニュアルが無いので、意味がわかりません。

EPP Code (Auth Code) を取得

mixhostから他社にドメインを移動するときに必要なコードです。
あまり使わないです。

DNSレコードの設定はできない

レンタルサーバーなどを使用しないで個人や企業でWebサーバーを管理している場合、ドメインの管理サービスでネームサーバーを持っていると、自分でネームサーバーを設置する必要がありません。
ドメインアドレスの問い合わせによるアクセスも回線負担になるので、外部に丸投げしたいところです。

しかし現状(2022/5末)では、mixhostのドメインサービスではネームサーバーの内容、つまりDNSレコードの設定ができないようです。
そのため、自分でネームサーバーを設置する必要があります。

めんどくさい、なんでだ・・・

mixhostのドメインサービスではネームサーバーを ns1.mixhost.jp と ns2.mixhost.jp としていますが、これはmixhostのレンタルサーバーが保有するものです。

つまりドメインサービスとレンタルサーバーは同じネームサーバーを共有しているわけです。

これは、Xsever DomainやValue Domainと少し異なる仕様となっています。

例えばXsever Domainは、次のようなネームサーバーを持っています。
ns1.xdomain.ne.jp、ns2.xdomain.ne.jp、・・・

対応するXserverのレンタルサーバーは、次のようなネームサーバーを持っています。
ns1.xserver.jp、ns2.xserver.jp、・・・

このように異なるサーバーが用意されているわけです。
そしてドメインのネームサーバーとして、Xsever Domainのネームサーバーが指定されているときのみ、DNSレコードの設定ができるようになっています。

Xseverはサービスとして、ドメインサービスとレンタルサーバーを明確に分けている印象です。

一方mixhostのドメインサービスは、レンタルサーバーのおまけ的な位置づけ、なのかもしれません。
レンタルサーバー契約してよみたいな・・・

もしかしたら、DNSレコード設定機能を実装するのがめんどうだっただけかもしれません・・・
そのうち、実装されるかもしれませんね。