サイトを作るならWordpressが一番。
プラグインが豊富だから、なんだってできる。
つい数か月前まで、そう思って、AD用の数ページのペラサイトから、数百ページのオウンドメディアまで、なんでもかんでもWordpressしていたケーちゃんです。
しかし最近は、サイトを作成する前に、Wordpressを使うべきどうかどうか考えるようになりました。
ここでは、その理由をお伝えします。
WordPressは非常に遅い
WordPressの仕組みを簡単に説明すると…
(1) ブラウザでアクセスされたURLを解析して、表示するページを決定する
(2) データベースからページの情報や、コンテンツ(記事)を読み込み
(3) 読み込んだデータを、テンプレートに従ってHTMLに配置
つまり、ページにアクセルされるたびに表示するページを作成していることになります。
このような手順でホームページを作成する仕組みを、動的CMSといいます。
もし作成中に、別のページがアクセスされても、前のページの処理が終わるまで待たないといけません。
さらにもし、同じタイミングでページのアクセスが集中してしまったら?
運が悪い人は、非常に長い時間待たされることになります。
待たされた人は、表示されるまで待ってくれません。
SEO的にも良い結果がでませんし、クリック課金で広告をだしているアドサイトとか、最悪です。
WordPressにはキャッシュという仕組みを使って、この問題を軽減する技術が導入されていますが、PV数などに応じた設定を行わないと効果が薄いのが現状です。
速度的に優位な静的CMS
ページにアクセスするたびにコンテンツを構築するのでなく、最初から表示するHTMLを用意しておく仕組みを静的CMSといいます。
静的CMSには、次の点でWordpressよりも優位です。
(1) URLそのものが表示するHTMLを指しているので、URLを解析する必要がない
(2) データベースを使用しないので、読み出し時間がゼロ
(3) HTMLを作成する必要がないので、ブラウザに表示するまでの時間が短い
すでに完成しているものを、そのままユーザーの端末に送るだけなので、速いのは当たり前ですね。
WordPressを使う3つの場面
Wordpessが遅いといっても、全てにおいて否定されるわけではありません。
どんな時、Wordpressを使う方が効果的か考えてみます。
複数人で記事を投稿するとき
複数人で一つのサイトを作り上げていく場合、セキュリティや更新履歴の保存・巻き戻しなどを考慮すると、管理画面のシステムが複雑になります。
この点についてWordpressは優秀なので、第一候補となります。
他のCMSは、複数人の編集を考慮していないものが多いです。
すべのページに、すぐに変更を反映させたいとき
例えばサイドバーに、翌日開催の大売り出しのバナーを掲載したいとき、一か所変更するだけで、すぐに反映することができます。
数百ページのサイトでも、問題ありません。
他のCMSは、仕組み的にすぐに変更できないものがあります。
WordPressでしか実現できない機能があるとき
例えばブログに掲示板を追加したいときなど、Wordpressはプラグインを追加することで実現できます。
他のCMSは、希望する機能を実現できないかもしれません。
しかしWordpressは、他のCMSでできることは、ほとんどできます。
数ページ程度ならWordpressは必要ない
なんでもできるWordpressは、多くのポケットを持っていて、いろいろな知恵が詰め込まれています。
そして何かするたびに、全てのポケットを確認して、必要な知恵を探し出してから、行動します。
簡単なことをするにも、非常に時間がかかるのです。
1ページから数ページのいわゆるペラサイト程度では、ほとんどが必要でない知恵です。
Wordpressは、ペラサイトを作るには、オーバースペックなのです。
結果として、なんでもできるというメリットがデメリットとなり、表示速度の低下という結果が浮き彫りになります。
WordPressばかりを問題としていますが、他の動的CMSも、同じデメリットを持っています。
数ページ程度のサイトを作成するなら、無駄な作業が発生せず、ブラウザに表示するまでの時間が短い、静的CMSを使うべきです。
おススメできる静的CMS
2019年8月現在、「静的CMSおすすめ」とか「静的サイトジェネレーター」とかで検索するといろいろな静的CMSが紹介されています。
しかし、一般のユーザーが使用するという前提で考えると、
全くおススメできません
私の場合、別のURLで運営しているWEBツールサイトに簡単な、技術ブログを追加しようと思い、静的CMSを探しました。
そこで検索して出てきた静的CMSを使ってみようと思ったのですが…
ほとんどすべての静的サイトジェネレーターが、導入するまでの手順がチンプンカンプン。
いや、わかるんですけど、理解するまで時間がかかって、正直大きな手間をかけてまで入れるメリットがありませんでした。
つまり静的サイトジェネレーターは、システムに詳しくないと、導入するのがタイヘン。
さらに、使い方を覚えるのがタイヘン。
そんな状態なので、今話題の静的サイトジェネレーターをおススメするなんてできません。
そしてよく考えると、SEO対策されているホームページ作成ソフトでいい気がしてきました。
ホームページ作成ソフトを使ってHTMLを作って、それをサーバーにFTPすれば完成です。
結局SIRIUSが一番でした
数年前からアフィリエイターをやっている人なら、たいてい持っているSIRIUS。
よく考えると、これも静的CMSでした。
WordPress信奉者になってからは全く使っていなかったのですが、その間もバージャンアップを重ね、今必要なSEO対策が盛り込まれています。
さらに以前は少し古く感じていたテンプレートも、新しくリニューアルされています。
今更新しいCMSを導入しなくても、これで十分というか、使わないともったいない気がしてきて、私の技術サイトで使用することにしました。
(開発ノート)
SIRIUSは有料なので、今SIRIUSを持っていない人は敬遠すると思います。
WordPressは無料で使えるから、有料のSIRIUSは変更対象になりにくいですね。
ただ私自身、何年もSIRIUSを使っていて、その間に作成したサイトで儲けさせていただきました。
というか、今でも報酬が発生しています。
そして数年ぶりに使ってみて、まだまだ儲けさせてもらえると実感しています。
2019/07/01SIRIUS Ver1.571をリリースしましたNew!!
まとめ
今回は、Wordpressでペラサイトを作るのは、あまり意味がないというお話でした。
レンタルサーバーを一回借りると、その中にいくつもドメインを作成すると思います。
しかし、そのすべてにWordpressを入れると、全てのドメインで設定したWordpressが、全て個別に動くのです。
非常に無駄で、全てのドメインのページ表示が遅くなります。
サーバー全体の動きが遅くなっているので、静的なページも連動して遅くなります。
パソコン上でいろいろなアプリが動いていて、とても動作が重い状態と同じです。
WordPressを使う必要がないサイトは、SIRIUSなどの静的CMSを使って、少しでも動作を軽くするべきなのです。
SIRIUSで作ったサイトはみんな似ている?
PCで見るとそう感じますが、スマホで見ると他のサイトも似てますよ。
SIRIUSのデモサイト
ブラウザの幅を狭くすると、スマホ表示のイメージに近くなります。確認してみてください。
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